mischief

現行最強の王子様を崇めるおたくのブログ

ジャニヲタが宝塚を初観劇した話

タイトルそのままです。
去る2016年6月5日に宝塚歌劇団星組公演を観劇し、めでたく宝塚観劇デビューしたので、感じたことなどをつらつら書き留めておきます。
いやもうね、ツイッターでちょいちょいつぶやくだけじゃ気持ちがおさまらなくてジャニーズ以外の記事あげるつもりなかったここに書きに来ちゃったよね。

 
観劇のきっかけは嵐担時代の友人から誘われたこと。
今では友人はヅカヲタになり、私は健人担になり、お互い楽しくヲタク生活を送っているのだけど気が合うので付き合いはずっと続いていて。
その友人のご贔屓さん(ジャニーズで言う”担当”)が出演するし「観てみない?」と誘われ、「セクゾンのツアーも終わってひと段落してそうだしいい機会だから観てみようかな」ということでチケットをお願いしました。
ちなみに私は生でも映像でも今まで一度も宝塚の舞台を観たことはありませんでした。
テレビの音楽番組で歌ってる姿を観たことがある、くらい。


いやーーーーーーーー宝塚やばい。
何から書けばいいのかわからないけどとにかくやばい。
とりあえず私なんで今まで宝塚観たことなかったの?????って自分自身が謎なくらい楽しかった。
2016年6月5日まで宝塚を避けて生きてきたことに疑問しかない。
初宝塚の感想を端的に言うと「やばい」しか出てこなくて語彙力も表現力もたぶんあの宝塚劇場の椅子に落としてきたんだけどやばいしか書かないとブログあげる意味ないのでつらつらと書いてみます。

観てきたのは星組の『こうもり ~こうもり博士の愉快な復讐劇~』『THE ENTERTAINER!』です。
1幕がオペレッタ(こうもり)で、30分ほどの休憩を挟んで2幕がショー。
作品自体が有名ですしあらすじは公式に載ってるので割愛しますが、オペレッタ(歌喜劇)なので初宝塚の私でもあまり身構えずにいい意味で気楽に観ることができました。
友人がどういう意図でこの公演で観劇デビューさせてくれたのかはわからないけどナイスチョイスだったな~。
小難しさに頭を悩ませることなく最後まで楽しんで観られたから、今までかすかにあった宝塚への壁みたいなものがスッと取り除かれた感じ。
少し残念だったのは自分がジェンヌさんたちの顔と名前をほとんど覚えてなかったので場面ごとの人物把握に多少時間がかかってもったいなかったなあということ。
事前にトップスターの北翔さん、トップ娘役の妃海さん、男役二番手の紅さん、友人のごひいきのジェンヌさんは覚えてたけどその他の方はほぼ存じ上げないままの観劇だったのでもう少しきちんと皆さんを把握して観てみたかった…次は(あれば)(たぶんある)(行く気)リベンジします。

北翔さんの歌の上手さと声の包容力に度肝を抜かれそれが生歌であることに(当たり前ではあるんだけど)いちいち感動してしまったし、2幕でKAWAIのクリスタルピアノを弾きながら歌い始めたときには芸達者すぎでは????ってびっくりしたとともに自担も滝つ10周年コンで同じクリスタルピアノ弾いてましたねって思い出が脳裏をよぎるジャニヲタであった…。
ていうかツイートもしたんだけどトップ娘役の妃海風さんのかわいさがとんでもないんですよ。
役柄のせいもあるかもしれないけど表情がくるくる変わるさまがとってもかわいらしくて動きも小動物?みたいで目が離せなくて。
そんな感じでかわいいいいいいって悶えてたんだけど歌いだすとめっちゃお歌上手いしギャップがひどい。
いま別の友人から借りてる防振双眼鏡めっちゃ役立った。(感謝…!>私信)
しばらくずっと妃海さん観てた。
あと紅さん!
紅さんは観劇前から名前とお顔が一致する数少ないジェンヌさんのひとりだったのですが(FNSで自ユニと共演したのもあるけどその前から断片的に紅5とかなぜか知っていた)、面差しからなんとなくクールなイメージを抱いていたので周囲の人みんなから愉快に復讐されちゃうアイゼンシュタイン伯爵はそれをいい方向に壊してくれました。

正直な話、自分がここまで宝塚がツボにくると思ってなくて。
観終わった後の感想はたぶん「いい経験だった~~~~」で終わるかなあと予想してたところがあった。
「一生に一度宝塚を観ていい経験になったね」みたいな感じで終わるかと考えてた。
あと少し心配もあって。
ふつうの舞台メイクとは違う独特のメイクでびびらないだろうか、とか。
観てる最中に「全員女のひとだよ?」って我に返ってしらけたりしないだろうか、とか。
(これは歌舞伎や能を考えたらまあ大丈夫だなと今になって思うんだけど)
んだけど。
めっちゃときめいた!!!!!
キュンキュンした!!!!!
きらびやかな舞台セットも、それぞれの衣装の豪華さも、娘役さんのドレスの裾が揺れて翻るさまも、みなさんの美しい歌声も、ときおり挟まれるアドリブも、ぜんぶがまばゆくてキラキラしててときめきしかなかった。
心配なんてまったくする必要がなかった。
濃くて見慣れない舞台メイクにもすぐ目は慣れた。(まじですぐ慣れた)(順応性)
「いい経験になるはず」とかいう自分の認識が甘かった…甘すぎた……理屈じゃないのよオタクは~ハッハン~♪(『飾りじゃないのよ涙は』のリズムでずっと脳内を流れてる)

あと2幕のショーやばい。
テーマ曲?が長調で楽しげなのになぜか泣けるみたいな曲調で私がめっちゃ好きなやつ(えびのLET'S SING A SONG的な)だった。
あの音源ほしい。
初めて生で観たロケットと言われるラインダンスもあれ映像で見るのと全然違いますね超迫力あるのね。

あと羽根!羽根な!
今回は全員シャンシャンではなくて羽根を持ってるんだよと後から友人に教えてもらったのだけど、舞台上の全員が大きな白い羽根の扇(ほど幅広くはないんだけど)を持ってて。
リズムに合わせてふわ~~~ふわ~~~って羽根を揺らしてるのがどうにも目に焼き付いて離れなくて…なんすかアレ…羽根が押し寄せてくる…キラキラの衣装着たジェンヌさんが歌って踊って羽根ふわんふわんさせてる絵面がなんか…夢?これは夢なのか?って、眼前の現実に思考が追い付かなくて超混乱した……好き……。
シャンシャン見られなかったのは残念だったけど、観終わった後友人にうわごとのように「羽根…羽根…」って言ってたのを覚えてるので羽根のインパクトは相当でした。
一度しか観てないのですでに記憶がおぼろげなのがもったいなくて仕方ないのだけど、北翔さん演じる少年?が様々なジャンルの名曲を他のジェンヌさんを先生に見立て教わりながら一流のエンターテイナーを目指すという構成で進んでいくショー、ちょーーーー楽しかった!

あ、そうそう2幕でジャニヲタ的に外せないのはSTARS11という曲?演目で。
演出家の方がジャニーズをイメージしてつくりあげたというのは事前情報で友人から聞いてたけどマジでアイドルだった。
あれ?私コンサート来てたかな?ここ横アリ?ペンラ持ってないけど?みたいな。
あとSTARS11に触れるならこれを書かずにこの記事は締められない。
私…礼真琴さんが好き…です…(告白)
さすがに初めての宝塚観劇で1回しか観ない舞台で推し?的な人を見付けると思ってなくて自分でも自分にびびっている…。
STARS11でみんなシルバー衣装のなか最後にひとりだけゴールドの衣装で(セクゾン担的にはイフワナの衣装を彷彿とさせた)で出てきて歌いだすんですよ。
まずそのソロパートの歌の上手さと声のかっこよさで「!?!?!?」ってパニック起こしてその後踊りながらしぬほどかっこつける姿がしぬほどかっこよくてなんかもう諸々に抗うことを諦めた。
1幕でアデーレちゃん(妃海さん)とふたりっきりになったときのアルフレード(礼さん)のウキウキっぷりをかわいいと思う傍ら、声がめっちゃ好きなことに気づいて「これはやばい」って若干予防線張り始めてたのに、STARS11の場面で自分のときめく気持ちに抗うことを放棄した。
無理だもん。
あれ嫌いなジャニヲタいないでしょ?
礼さん超かっこよかったよ???
かっこつけるべきときにしぬほどかっこつけてくれる人がしぬほど好きなんです…ううう…。
公式に公演映像載ってるから(公演映像がダイジェストとはいえ公式にあげられてる驚き)(生粋のジャニヲタ)STARS11気になる人は見てみて…数秒だけど…

というわけで初宝塚、楽しさしかありませんでした!
誘ってくれた友人に感謝!
本業(?)がジャニヲタなのでこの先どうなるかわからないけど…礼さん…観たいから今度は自力でチケット取って行けたらいいな…w